さまざまな成長剤

test 著者紹介成長ホルモン研究所主任」
身長を伸ばすコラムニストとして、低身長に悩める人々の実状を訴え続けてきた。子供の頃自らも低身長で苦い思い出を持ち、その為、これまでに数々の身長を伸ばす工夫を実践してきた。中でも成長ホルモンに関連する治療には造詣が深い。 骨端線が閉まった後では不可能と言われた身長を10年で3cm伸ばすことに成功した逸話もあり、今でも読者の希望として密かに語り継がれている。

成長剤とは?

「成長剤」という言葉

「成長剤」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
特に、植物を育てたことがある人は、成長剤を使用したことがあるかもしれません。
植物に対しては、実に多様な種類の成長剤が販売されていて、成長促進剤や、成長調整剤など、植物の生育具合に応じて使い分けられるようになっています。
このように、栽培されている植物に対しては、安定した収穫量を得るため、そして収穫時期を一定にするため、といった目的から、人間による管理がしやすいように、生育をコントロールできるようさまざまな成長剤が使用されている、というわけです。


 さて、植物には成長剤を使いますが、たとえば自分の子供の成長具合が芳しくない、身長がまわりの子供よりも小さい気がする、といったような場合に成長剤を使って身長を伸ばすなんていう話を聞いたことはありますか?
 そのような話はあまり聞きませんし、そもそも身長を薬剤を使って伸ばすといったようなことはまず不可能である、という認識をお持ちの方がほとんどでしょう。
しかし、実際には人間の身長を伸ばす、という目的のための薬剤の研究が進み、医療の現場では実際に使用されています。


 

人間に対しての成長剤は、成長ホルモンという物質が使用されています。
成長ホルモンとは、脳にある脳下垂体前葉のGH分泌細胞から分泌されるホルモンです。
成長ホルモンが注目されるようになったのは、1965年に初めてその抽出に成功し、1980年代ごろからその存在を世間に広く知られるようになりました。
発見当時、成長ホルモンは、死んだ人の脳から採取されていました。

Pickup!:成長ホルモンは、死んだ人の脳から採取されていました

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成長に関する作用と代謝

さて、次は成長ホルモン人間の体内で実際にどのような働きをしているのかを見て行くことにしましょう。
成長ホルモンには、成長に関する作用と代謝をコントロールする働きがあります。
まず、成長に関する作用ですが、骨を伸ばしたり筋肉を成長させたりする働きがある細胞や器官に成長ホルモンが働きかけることによって、細胞の増殖・成長を促進させる、という働きです。
とくに成長期には、骨の末端にある骨端線の軟骨細胞に、成長ホルモンは直接働きかけることで、軟骨細胞の増殖と成長を促進し、骨を大きく伸ばして身長を高くしていくのです。人間が、成長期に大幅に身長が伸びるのは、このためなのです。


また、筋肉を作るための細胞への働きかけも行い、子供の正常な発育をサポートします。このように成長ホルモンは、その名のとおり、人間の成長に欠かせない物質といえるでしょう。
 次に、成長ホルモンの代謝に関する作用です。
代謝とは人体が生命維持やエネルギーを作るために行う化学反応のことで、代謝がうまく行われないと、生命活動がうまく行われなくなりますから、非常に大切な作用です。
とくに代謝は皮膚や毛、汗などとのかかわりがもっとも大きく、代謝作用が鈍ってくると汗をかかなくなって皮膚になんらかのトラブルが起こったり、毛髪がかさかさになったり、など全身のさまざまな器官で不都合が生じてしまうのです。


成長ホルモンは、炭水化物やたんぱく質、脂質などの栄養素の分解の促進、肝臓でのグリコーゲン分解を促し血糖値が下がるのを防止、カルシウム濃度などを一定に保つ、エネルギー不足に陥った時に体脂肪を使ってエネルギーを起こす、などといった代謝の働きを促進するので、成長ホルモンが分泌されることにより、これら人間が生きて行く上で不可欠な体内での作用を、スムーズに行えるようになるのです。
 このように成長ホルモンは、身長を伸ばすという以外にも、人間が生きて行く上でとても大切な役割を担っており、成長期だけでなく一生を通じて人間にとっては重要なホルモンだといえるでしょう。

Pickup!:成長期だけでなく一生を通じて人間にとっては重要なホルモン

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